


モー知らなかった!
おからがつくる、やさしいミルクの物語。



おとうふを作るとたくさんのおからができます
(おからは、大豆の皮の部分です。)
残り物みたいに思うかもしれませんが
おからは食物繊維やタンパク質がたっぷり入った
栄養満点のすごい食べ物なんです。
そんなおからを100%無駄にしない
美味しくて、サステナブルな取り組みが始まりました。

30年つづく、静かな取り組み
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利兵衛庵では、じつは30年も前から
おからを乳牛の飼料として活用してきました。
これまで、飼料業者さんを通じて
多くの牧場にお届けしていましたが
このたび、新たに千葉県いすみ市の「髙秀牧場」さんと手を組んで
より直接的で見えるつながりへと進化しました!
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“もったいない”を、“おいしい”へ

日本では、年間約70万トンのおからが発生し
そのうち約半分が、産業廃棄物として捨てられています。
「そんなの、もったいないよね。」
そんな気持ちから生まれたこのプロジェクト。
利兵衛庵の国産大豆100%・無添加のおからを
乳牛のエサとしてアップサイクルすることで
なんと年間約300トンもの食品ロスを
削減することができるんです!
新おからタワー完成




とれたてのおからをより良い状態で牧場に運ぶために
30年ぶりにおからのタンクを新設しました。
(2025年1月より稼働)
総工費はなんと850万円!
(頑張りました)
おからを衛生的に貯めておくために
タンクはオールステンレス製。
豆乳を搾る時に出たおからが自動的に運ばれて
タンクの中に貯まります。
おからを運んでくれる回収業者さんの
トラックをタンクの真下に止めて
下の扉を開放すると
一気にドバーッとおからが落とせます。
このピカピカのタワーのおかげで
とれたてのフレッシュなおからを
綺麗なまま牧場の牛まで運べます。
牛もうれしい
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おからには、牛たちの健康を支える栄養がいっぱい。
だから、乳牛たちもよろこんで食べてくれます。
私たちのおからを食べた牛さんたちから生まれるのが
東都生活協同組合さんで扱っている「八千代牛乳」。
やさしい循環の中から生まれた
安心・安全なミルクです!
わたしたちが口にするものが、
未来をやさしく変えていく。
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この取り組みは、SDGsのいくつもの目標にもつながっています。
・食品ロス削減(目標12)
・持続可能な食料生産の推進(目標2)
・輸入飼料の削減・環境負荷の低減(目標13)
・健康と福祉の実現(目標3)
・地域酪農の活性化(目標8)
おとうふをつくるわたしたちと
牛乳をつくる牧場さんが手を取り合いながら
「食べものを大切にする」未来を
一緒に描いていけたらと思っています。
「おから」を「おたから」に

おからはおとうふの「残り物」なんかじゃない
牛たちの元気のもと
みんなの食生活にやさしい循環を生み出す
大切な「宝物」
牛乳を作る酪農家の皆さんが手を取り合いながら
一緒に描いていきたいと思います。
利兵衛庵は、これからも
おとうふの力で人や社会を笑顔にできるよう
毎日、安全安心でおいしいおとうふを作り続けます。
皆さんも、利兵衛庵のおとうふを食べたり
おからを食べた牛から取れた牛乳を飲んで、
うっしっしーと笑っていただけたら嬉しいです。
